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こちらは、USでDC版DVDが出される以前に、IMDbに投稿されたコメントを訳したページです。
海外版のDVDは4枚組には、映像特典(Disc3)のPartT:Good Intentionsに、この映画の初稿脚本が掲載されています。
DVDをお持ちの方は、そちらをご覧になって下さい。
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IMDbの投稿 〜Script vs. movie〜
IMDbに撮影脚本のコピーを手に入れたという方の投稿がありました。
かなり詳細に亘って記載されているので、信憑性あり?
話の種として読んでください
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part.1(Wed Feb 15 2006 15:28:30)
最近撮影脚本のコピーを手に入れた。全部読んだ後、最終版で彼らがやった何箇所かの変更に驚かされたよ。まだ延長版(DC版)は見てないんだ。だからDC版でどの程度、削除シーンが入れられているか全くわからないから、ネタバレは避けているよ。でも多くが省略され、多くが追加されているよ。いくつかのシーンは撮影脚本と殆ど変わらないけど、多くの部分が脚本は基本的な骨格となっているだけだった。興味ある人の為に、いくつか変更点を書いておくよ。(それに史実解説を全く見ていないから、ここで歴史に詳しい人の手助けを必要としているんだ)
- 冒頭でのバリアンの妻の埋葬シーンはもっと台詞があって、フランソワって墓堀人が、エルサレム包囲戦に出てくることが分かるようになっているよ。もう何人かが指摘していることだよね。
- ゴドフリーとその一行が、司教を訪ねるシーンがある。これはDC版であるはずだよ。
- バリアンの半分血が繋がった兄は、脚本ではもっと嫌な奴だ。
- 鷹の構えは、ゴドフリーじゃなくて、オドゥーがバリアンに教える。
- ゴドフリーたちはエルサレムに向かう前に、教皇に会うためローマに向かう。ゴドフリーは、ギーが教皇に吹き込んだボードワン王の不快なこと(何を言ったかは、しっかり説明されない)を払拭し、王の名誉を守らねばならないんだ。
彼らは資金と兵士を出してくれと頼んで、教皇はエルサレム防備の為に750人の兵を与える。
- ゴドフリーがバリアンを騎士叙任するシーンは、ほぼ同じだ。でももう少し長く、順番が違う。
それにバリアンが蹄鉄を打つだけの男じゃなくて、技術者であることがここではっきりさせられているよ。彼は物を固定し安定させる方法を理解していて、これは後で包囲兵器を理解している事を説明しているんだろう。
- 難破の後、バリアンはエルノウルという名の生存者と出会う。私が知る限りじゃ、映画には出ていない。エルノウルはバリアンが水を探している間に彼の馬を盗むんだ。
それでバリアンはナーシル(脚本ではイマド)とその従者に出会う。脚本では従者と話すのにナーシルの翻訳を必要としない。私も不思議に思ったが、バリアンも全てのサラセン人がフランス語を話すのかどうか訊ねるよ。
- 「キリストの亡くなった丘」は、本当はゴルゴダじゃない事が判明する。通りの老人は、嘘を言ったんだ。
- バリアンはエルノウルに再び出会い、過去の事を水に流す。 バリアンの馬を盗んで置き去りにした人物に、神の加護があるように祈る(彼は司祭なのだ)よう、バリアンはエルノウルに頼むんだ。バリアンがイベリン卿であると知り、エルノウルは彼に罪を告白するんだ。
- ティベリアスの脚本上の名前は、「ティベリア伯爵レイモンド」だ。時々レイモンドと書かれていた。
- ティベリアスはルノー・ド・シャティニョンをサラセンの隊商の襲撃の罰金を請求する。それは彼が盗んだ3倍の金額だ。
- バリアンとホスピタラー、ティベリアスのシーンと、晩餐会のシーンは、話が展開しているが、映画とほぼ同じだ。
ティベリアスがイスラム教徒であることが、暗に示されている。
- 王とバリアンの会話シーンは長くなり、もっとバリアンが喋っている。彼らは少しチェスを興じ、バリアンはチェスは得意でないと認める。
王は世界をチェスになぞらえ、王の話は少し違うものとなる。こんな感じだ。
「人は自分の意志で動き・・・王は人を動かし・・・父は息子を認める・・・そして人は自分のゲームを始める。いかに夢中になろうが、誰によってであろうが、忘れるな。魂は そなたのものだ。例え王の銘であっても。忘れるな。神の御前で言い訳はできぬ。”人に言われたから”とか”あの時はやむを得ず良心に背く行動をとった”などとね。よいな」
- 王はバリアンに、彼が砂漠で殺すはずだった男は、王の教師の一人であったことを教える。ゴドフリーの代わりに、イマドが王がハンセン病である事に気付き、弓術と馬術を教えたんだ。
- 明らかに王の仮面は違うデザインとなっている。なぜならそのシーンで王はワインを飲めるからね。
- バリアンはイベリンに到着した時、屋敷からテンプル騎士団を追い出さなくてはならない。
- 井戸掘りのシーンは無い。
- エルノウルはアラブ人の少女をレイプし殺す。バリアンは彼の絞首刑を命じる。
- 何人かのTaffirsがイベリンの近くに現れる(彼らは古い凶悪な人喰い巡礼者だ)。アルマリックはバリアンに彼らを殺せと王が命じている事を伝え、バリアンは実行するよう命じる。
- 王の間で「戦おう! 神がそう望まれている!」と叫んでいる人は、テンプル騎士団総長だ。ジェラール・ド・リドフォールという名で、映画では一度も呼ばれてはいない。
part.2(Thu Feb 16 2006 21:22:56)
それでは次に行こう
- 脚本ではギーがテンプル騎士であるとしていない。彼はテンプル騎士と同盟を結び行動している、と書いてある。
- イスラム勢がカラクに押し寄せる時、ルノーとオンフロワ・オブ・トロン(ボードワンの腹違いの妹イザベルと結婚する。映画には出ていない)が城からじっと見つめ、ルノーは、彼らがケラクに来襲し、なぜエルサレムへ行かないのか不思議に思うシーンがある。彼は攻撃されるに足ることは何もしていないと思っているようだった。
- バリアンと彼の部下がカラクに帰還した後、ルノーと会話するシーンがある。というよりもルノーがバリアンに話しかけるが、彼は何も言わない。
- 王がカラクに到着する前に、包囲攻撃するシーンがある。オンフロアはここで少しキャラクター説明されている。
彼は意志薄弱ですぐに怯えるが、礼儀正しい人物のようだ。彼はルノー(養父)と馬が合わない。
- 王の軍が到着した時、前線ではしばらく戦いがあり、その後サラディンが引くように命令する。
- 王がエルサレムに帰還した後、翌朝ボードワン5世が後継者として戴冠するように命じる。
- ボードワン5世がハンセン病かどうか、医師が検査するシーンがある。少年の足にピンを刺すが、何も反応しない。シビラは、息子が兄(弟?)と同じ病を患っていることを知らされる。
- ルノーとギーはともに牢獄に入れられる。
- 王の死後、シビラはギーとルノーを釈放する。「騎士団を集めなさい。悪いようにはしません」という台詞は、この前後関係からもっと分かりやすくなる。
- ボードワン4世の葬儀シーンは無い。
- ボードワン5世の戴冠式のシーンがある。
- ギーが酔ってバリアンにナイフで切りつけるシーンがある。バリアンは武器を取り上げ、妻の元に戻るように言う。
- 次に隊商襲撃シーンがあるが、サラディンの妹はいない。
- 息子がハンセン病だと知ったシビラが、息子の耳に毒を注ぎ、死ぬまでしっかりと抱きしめるシーンがある。
- ギーとティベリアスが後継について論じる。ギーは妻が女王だと主張し、ティベリアスは論議中だと言い張る。
- ティベリアスとホスピタラーが後継者について論じ、ホスピタラーがティベリアスにボードワン5世は毒殺されたと教える。そしてティベリアスは戴冠する権利があると主張するため話そうとしているテンプル騎士団総長とバッタリ出会う。
- ティベリアスはバリアンのところへ赴き、シビラがした事を知らせる。バリアンはティベリアスに何故彼が戴冠しないのかと訊ねる。ティベリアスは「私がイスラム教徒だからだ」と答える。
- サラディンがダマスカスで臣民に向かって演説するシーンがある。彼はキリスト教徒がエルサレムを奪った時にしたように、彼らを徹底的に打ち負かす事を誓う。
- シビラがエルサレムのイベリン邸にバリアンを訪ねて来る。彼は彼女がしたことに愕然とし、殺すぞと脅迫する。彼女は大真面目に自分を殺せと言う。(彼女は気が狂っている)
- バリアンはテンプル騎士団総長に会せようとしたテンプル騎士と対峙する。彼は隠したクロスボウで一人撃ち、他の二人と剣で戦う。
ここから映画は脚本と完璧に別れ始める。次に起こる出来事は、映画版より史実に沿っている。
- ティベリアスとトロンのオンフロワ、そして貴族たちはギーにどう対処すべきか考え出すために集まる。ティベリアスはオンフロワを玉座に据えるように試す。彼らはシビラは息子を亡くしたので継承権は無く、イザベルとの結婚により彼に継承権があると言う。オンフロワは謝絶する。
- オンフロワはシビラとギーのもとへ赴き、ティベリアスの事を告げ口する。彼は王座を拒絶し、絶対戴冠しないことを誓う。ギーはオンフロワが王座を得るという正当な要求を持ったままうろつく事を好まず、彼を殺してしまう。
- 騎士がサラディンに会いに行き、何の条約も結ばず戻ってくる。サラディンはエルサレム奪還を決心する。
- ティベリアスは、「これは戦争であり、そして貴方は王だ」という理由で、実際にギーの進軍に同意する。そして彼は、有名な演説をする。
「ティベリアスは我が領地であり、妻がそこに居る。ティベリアスの救援を私以上に望む者はいないでしょう。ですが軍は水場から離れてはなりません。もしこの時期に進軍するならば、軍の壊滅を招きます。サラセン軍がどんな代償を払ってもティベリアスを攻略するなら、彼らは勝利に慢心するでしょう。そして彼らはこの軍に向かって戦いを挑むでしょう。我が軍はエルサレムの城壁に拠って強硬なものとしましょう」
ギーはティベリアスの真意を疑うが、留まる事が最良の選択であると同意する。映画版では彼はそうせず、盲目的に砂漠へ進軍する。
- テンプル騎士団総長がギーを訪ね、ティベリアスが裏切り者で、ギーを臆病者にしたいだけだと吹き込む。ギーはそのプレッシャーに負け、朝進軍する事に同意する。
- ティベリアスと彼の騎士は、進軍に同行する。
- そしてハッティンの戦いの詳細な描写がある。明らかにそこにある意義があるが、撮影前に捨てられてしまった。
- ティベリアスは何人かの騎士とともに逃げ、キプロスへ向かう。ギーとルノーは捕らえられる。
- ホスピタラーはムラーに捕まった後、殺される。ムラーは「神の他に神なし」と言い、ホスピタラーは「全くもって正しいことだ」と言い返す。ムラーは困惑するが、結局彼を殺す。そして剣の扱いに慣れていないため、長い時間がかかる。
- サラディンはテンプル騎士とホスピタル騎士の処刑を命じる。
- イマド(ナーシル)は先んじて、シビラに有利な条件でのエルサレム開城を要求する。彼女は拒絶する。
ヘラクリウス(エルサレム総大司教)が何故かと訊ねた時、彼女は「苦悩を終えるため、エルサレムの終焉のため、あらゆる決着のため」と返す。
- バリアンはティベリアスの騎士とともに、エルサレムに戻る。彼はシビラの拘束を命じる。
- サラディンは街のあらゆる人間を殺すつもりで進軍する。軍の壊滅なしに街を落とせないと悟った時、明け渡しの条件を要求する。
話し合いの間、ギーは虜囚としてその場にいて、バリアンが街を明け渡すシーンはもっと素晴しいものになる。なぜならシビラが明け渡しを拒否したため、防御する必要性が出てくるからだ。
- エルサレムにイスラム教徒が入り、キリスト教徒が出て行っているときに、サラディンとバリアンのちょっとした会話がある。
ギーは民と共に去ることを認められる。バリアンは彼と対峙し、死ぬまで彼と戦おうとする。ギーは彼に構わないでくれといい、戦いを望んでいない。彼らは残忍な戦いを行う。ギーは優れた剣士だったが、バリアンは鷹の構えを使い、ギーを打ち負かし、膝をつかせ、頭をバッサリと落とす。
- シビラは他の人に混ざって裸足で歩いている。髪を切り、灰色の袋状の布を着ている。侍女は馬に乗るように勧めるが、彼女は拒否する。
サラディン自身は彼女のそばで騎乗していて馬を勧めるが、彼女は無視する。彼はシビラを見送るように警備兵に言う。そして彼女は完全に消え去る。
- サラディンは聖堂から宝物を盗んだヘラクリウスを見つけるが、そのままにしておく。
- バリアンはフランスの故郷の村に戻る(シビラは連れていない)
なんとまぁ、凄い変更だ。この映画の悩みの種だった安っぽいラブストーリーのファンじゃないから、オリジナルのエンディングを使っていることを願うよ。同様に他の事もね。変えてくれて嬉しかった所も多い。例えばシビラとボードワン4世の関係なんかだ。脚本では彼女は兄(弟)に対して冷たく、思い遣りがない。でも映画ではもっと心温かく家族のようで、私は好きだ。全く現実的では無いかもしれないが、暖かい曖昧な気分になるか、もしくは、私と同じような気分になるだろうね。
※誤字・脱字・誤訳等の指摘、よろしくお願い致します
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